豊見城村史 第九巻 文献資料編

更新日:2023年02月01日

「豊見城村史 第九巻」と「統計に見る豊見城 第九巻別冊」という題のワインレッドの本が二冊立っている写真

内容について

 豊見城村史第9巻『文献資料編』は、琉球王府時代から明治時代までの王府の歴史書や公文書、古文書や石碑などの古い記録の中から、豊見城村に関する部分を抜き出し、部門別に編集しました。本巻の特色は、土地開墾や交換、墓地の建造や売買証、地方役人の「口上覚」、ジョン万次郎関係資料などを掲載していることです。また、中高校生にも読めるよう読み仮名、語註、解説を加えています。その他、毛氏豊見城家譜資料は、原文(漢文)のまま全文を掲載し、今後の研究に活用できるようにしました。
 なお、『文献資料編』の別冊として「統計にみる豊見城」もセットになっています。

目次と執筆者

  • 第1章 先史時代の豊見城 (新田重清、阿波根直孝)
    豊見城の先史時代の特徴や、平良、長嶺、保栄茂、豊見城、瀬長グスク、高嶺古島遺跡など。
  • 第2章 王府史(誌)にみる豊見城 (宜保喜久)
    琉球国由来記、旧記、球陽、中山世譜など王府史や地誌に記載された豊見城関係記事の通釈など。
  • 第3章 近世資料にみる豊見城 (仲地哲夫、田名真之)
    豊見城間切役人の履歴と職務、家譜資料の中の間切地頭、脇地頭、毛氏豊見城家譜(原文)、石碑、ジョン万次郎、評定所文書(豊見城に立ち寄った外国人)など。
  • 第4章 経済・社会関係資料にみる豊見城 (田里修)
    琉球国郷帳、仕明(開墾)知行地、間切島村吏員俸給比較表、沖縄県旧慣租税制度、間切法、村内法など。
  • 第5章 日記・紀行文にみる豊見城 (金城正篤)
    冊封使周煌、ペルリ提督日本遠征記、上杉県令巡回日誌、沖縄県日誌、塙忠雄沖縄本島巡回日誌など。
  • 第6章 おもろ・組踊りにみる豊見城 (當間一郎)
    おもろさうしに収録されている村関係8首の解説。「未生之縁」の台本と現代語訳、解説。宇栄原本「雪払」の原文と解説。
  • 第7章 写真・書画・地図にみる豊見城 (当間浩和)
    1960年代の村役所、塩田、豊見城城跡、志茂田平野一帯の風景、ペルリ提督一行のスケッチ、ジョン万次郎関係の琉球国村落之図。真玉橋、石火矢橋、ハル石、古地図の解説。
  • 別冊 統計にみる豊見城 (統計表・田港朝和、解説・宜保喜久)
    1883(明治16)年から1940(昭和15)年の沖縄県統計書から豊見城村を中心とした表に調製した。主な内容は、土地、人口、行政(議会)、財政、産業総論、農業、畜産、山林、漁業と塩田、工業、商業と交通、教育。

()内は執筆者名

書誌情報

  • 1998年(平成10)発刊
  • B5サイズ・2分冊
  • 文献資料編 622ページ
  • 付録 273ページ
  • 全895ページ
  • 文献資料編 1.48キログラム
  • 別冊 0.74キログラム
  • 合計2.34キログラム(ケース付き)

販売について(2021年4月22日更新)

1 文化課(市立中央図書館1階) 豊見城市字伊良波392番地

平日 8時30分~17時15分 土曜日・日曜日・祝日の販売は行っておりません

2 教育総務課(市役所4階) 豊見城市宜保一丁目1番地1

平日 8時30分~17時15分 土曜日・日曜日・祝日の販売は行っておりません

3 道の駅豊崎てぃぐま館 沖縄県豊見城市豊崎1-116

年中無休 9時~18時 (特別な場合除く)
問い合わせ先

098-856-8766

4 県外や遠方からの購入を希望される方は、「お問い合わせ」フォームか文化課(098-856-3671)まで御一報ください。

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この記事に関するお問い合わせ先

教育部 文化課
〒901-0232 沖縄県豊見城市伊良波392番地
電話番号:098-856-3671
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