【子宮頸がん予防接種】9価HPVワクチン(シルガード9)について

更新日:2024年03月29日

9価HPVワクチン(シルガード9)について

HPV(ヒトパピローマウイルス)

子宮頸がんの原因のひとつとしてHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染があげられます。HPVはありふれたウイルスであり、女性の多くが一生に一度は感染するといわれています。HPVには200種類以上の型があり、日本ではそのうちHPV16、18型の感染率が約65%、HPV16、18、31、33、45、52、58型で約88%と報告されています。HPVに感染しても、そのウイルスの多くは自然に身体から排除されますが、排除されずに残った一部のウイルスの持続感染によって、十数年という年月をかけてがん化することがあります。

 

9価HPVワクチン(シルガード9)

子宮頸がんの原因となるHPVの型に対し、現在公費負担で接種できる2価HPVワクチン(サーバリックス)は16、18型、4価HPVワクチン(ガーダシル)はそれらに加え尖圭コンジローマの原因となる6、11型のウイルス様粒子を含みます。

9価HPVワクチン(シルガード9)は、4価HPVワクチンに含まれるHPV6、11、16、18型に加え、HPV31、33、45、52、58型のウイルス様粒子を含み、子宮頸がんの原因となるHPV型の約9割をカバーします。

 

定期接種の開始時期

令和5年4月1日から

※令和5年3月31日までは自費となりますのでご注意ください。

 

対象者について

定期接種対象者

小学6年生(12歳相当)〜高校1年生(16歳相当)の女子

キャッチアップ対象者

平成9年4月2日〜平成20年4月1日生まれの女子

※キャッチアップ対象者の接種期限は令和7年3月31日までです。

 

接種回数について

1回目の接種を15歳の誕生日の前日(15歳未満)までに受ける場合

合計2

(15歳になるまでの間に1回目の接種を行えば、2回での接種完了が可能)

 

1回目の接種を15歳になってから受ける場合

合計3

 

接種間隔について

標準的なスケジュール

合計2回接種の場合

・2回目は1回目から6か月後に接種

 

 

 

合計3回接種の場合

・2回目は1回目から2か月後に接種

・3回目は1回目から6か月後に接種

 

 

 

標準的なスケジュールで接種できない場合

合計2回接種の場合

・2回目は1回目から最低5か月以上あけて接種

※5か月未満で2回目を接種した場合は、合計3回の接種となります。

 

合計3回接種の場合

・2回目は1回目から1か月以上あけて接種

・3回目は2回目から3か月以上あけて接種

 

実施医療機関

実施医療機関については下記の「【小児】予防接種に関すること」のページにある「実施医療機関」の「実施医療機関一覧表(PDF)」をご覧ください。

※直接、医療機関へご予約してください。

交互接種について

HPVワクチン接種は、同じ種類のワクチンで接種を完了することを原則としますが、2価HPVワクチンまたは4価HPVワクチンを使用して接種を開始した方が9価HPVワクチンを使用して残りの回数の接種を受ける場合については、安全性と免疫原性が一定程度明らかになっていることや海外での取り扱いを踏まえ、適切な情報提供に基づき、医師と接種を受ける方等がよく相談した上であれば、接種をすることができます。

 

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