ロタウイルスワクチン予防接種について

更新日:2023年02月01日

ロタウイルス感染症の予防接種が定期接種になります

令和2年10月1日より、ロタウイルス胃腸炎の重症化を予防するロタウイルスワクチンが定期接種となります。

対象者

令和2年8月1日以降に生まれたお子さんが対象です。
対象のお子さんが生後2か月になるときに、予診票を送付します。
令和2年9月30日までに接種したものは、定期接種ではなく、任意接種のため全額自己負担になります。

ロタウイルス胃腸炎とは

口から侵入したロタウイルスが腸管に感染して発症します。感染力が非常に強く、手洗いや消毒などをしっかりしても、感染予防をすることが難しいため、乳幼児のうちに、ほとんどの子どもが感染します。下痢や嘔吐は1週間程度で治りますが、下痢、嘔吐が激しくなると、脱水症状を起こす場合もあり、乳幼児の急性胃腸炎の入院の中で、もっとも多い感染症です。一生のうちに何度も感染するウイルスですが、初めてロタウイルスに感染した時は、特に重症化しやすく、まれに脳や腎臓に影響を及ぼすこともあり、注意が必要です。生後、すぐに感染する場合もあるので、ワクチン接種は早くはじめて早く完了させましょう。

ロタウイルスワクチンについて

ロタウイルスワクチンは2種類あり、どちらも生ワクチン(弱毒化したウイルス)で、飲むワクチンです。医療期間で相談し、どちらかのワクチンを選んでください。2種類とも、予防効果や安全性に差はありませんが、接種回数が異なりますので、他のワクチンとの接種スケジュールなどを考慮して選択します。なお、途中からワクチンの種類を変更することはできませんので、最初に接種したワクチンを2回目以降も接種します。多くのワクチンの接種が重なる期間ですので、医療期間と相談して、他のワクチン接種と合わせて同時に接種するこも検討してください。初回は、生後2か月から出生14週0日後までに接種します。出生15週0日以降の初回接種はおすすめしません。
 なお、このワクチンは、ロタウイルス胃腸炎の発症そのものを7~8割減らし、入院するような重症化は、そのほとんどが予防できます。ただし、ロタウイルス以外の原因による胃腸炎には予防効果を示しません。

ロタウイルスワクチンの詳細
ワクチン名 ロタリックス ロタテック
接種時期
(補足)どちらのワクチンも、初回接種を、生後2か月から出生14週6日後までにします。
出生6週0日後から24週0日後 出生6週0日後から32週0日後
接種回数 2回接種(27日以上の間隔をあける) 3回接種(27日以上の間隔をあける)

接種後、特に注意すること

どちらのワクチンも、接種後(特に1~2週間)は腸重積症の症状に注意し、症状が見られた際には、すみやかに接種した医療機関を受診してください。

腸重積症について

腸重積症とは、腸管に腸管が入り込み、腸が閉塞状態になることです。ワクチン接種後1週間程度、腸重積の発症が、わずかですが上がる可能性が知られています。0歳時の場合、ロタウイルスワクチンを接種しなくても起こることがある病気なので、ワクチンを接種しなくても注意が必要です。もともと、3~4か月齢ぐらいから月齢が上がるにつれて多くなる病気ですので、早めにワクチンを接種完了しましょう。
腸重積症は、手術が必要になることもありますが、発症後、すぐに治療すれば、ほとんどの場合、手術をせずに治療できます。以下のような症状が見られた場合は、すみやかに医療機関を受診してください。接種した医療機関とは別の医療機関を受診する場合は、必ずこのワクチンを接種したことを医師などに伝えてください。

  • 泣いたり、不機嫌になったりを繰り返す
  • 嘔吐を繰り返す
  • ぐったりして顔色が悪くなる
  • 血便がでる

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