正しい知識で高血圧を予防しよう

更新日:2023年02月03日

血圧って何?

血液が血管の中を通るときに、血管にかかる圧力のことをいいます。

最高血圧(収縮期血圧)とは

心臓がギュッと縮んで全身に血液を送り出すときの血管への圧力のことです。

上の血圧が高いと、動脈硬化が進んでいるサイン

最低血圧(拡張期血圧)とは

縮んだ心臓に血液が入って膨らむときの血管への圧力のことです。

下の血圧が高いと、心臓に負担がかかっているサイン

高血圧症ってどん病気?

血圧が基準値より高い状態のことで、症状がないまま長年かかって血管を傷つけます。そのため高血圧症は、サイレントキラー(沈黙の殺人者)ともよばれている怖い病気です。

どうして高血圧になるの?

遺伝や次のような生活習慣が関わっていると考えられます。

生活習慣による主な原因

塩分のとりすぎ 、肥満 、たばこ、過労・睡眠不足・ストレス 、多量飲酒

血圧が高いとどうなるの?

軽い高血圧の場合、自覚症状はほとんど現れません。しかし、長い間、血圧の状態を放置していると、動脈硬化を起こし、脳卒中や心臓病など生死に関わる病気を合併することがあります。

血圧を下げるためには?

生活習慣の見直しと、高血圧の早期診断のためには、病院や家庭での定期的な血圧測定が大切です。

生活習慣の見直しで血圧は下げることができます。

定期的に血圧を測定する

家庭で血圧測定をする目的は、普段の血圧の状態を正確に知ることです。

○血圧計

上腕測定タイプと上腕挿入タイプがおすすめです。

○正しい測定方法で測定する

1日2回(朝・夜)行う

朝:起床後1時間以内、 トイレに行ったあと、朝食の前、薬を飲む前

夜:寝る直前、入浴や飲酒直後は避ける

○高血圧の診断基準

(家庭で測定)収縮期135以上/拡張期85以上

(病院で測定)収縮期140以上/拡張期90以上

○記録する

測定値は記録し、主治医に確認してもらうと良いでしょう。高血圧が続く、または過剰な高圧がみられる場合、主治医が降圧剤の種類を変えたり、増量(減量)する大切な判断材料となります。

適度な運動をする

運動は、できれば毎日、30分以上、軽く息が上がるぐらいの有酸素運動(ウォーキング、スロージョギングなど)が一般的に勧められています。

減塩

食塩摂取基準量は、男性7.5g未満 、女性6.5g未満、高血圧や慢性腎臓病の方は6.0g未満といわれています。

酢や柑橘類の酸味・香辛料・香味野菜を上手に取り入れると美味しく減塩食を食べられます。また、めん類のスープやだしを全部飲んだり、味付けを確認しないままに卓上調味料を料理にかけたりすることを控えるだけでもかなりの効果が期待できます。

腹八分を意識し、体重をコントロールする

体が大きくなると血圧は高くなります。原因となる過食を防ぐため、常に腹八分を心がけて食べるようにしましょう。また、少なくとも週1回以上は体重を確認するようにしましょう。

できることから取り組み高血圧予防しましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

福祉健康部 健康推進課 保健予防班
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