「ヤングケアラー」をご存知ですか?(ヤングケアラーの相談窓口)

更新日:2023年02月01日

ヤングケアラーとは

 ヤングケアラーは、「家族にケアを要する人がいる場合に、大人が担うようなケア責任を引き受け、家事や家族の世話、介護、感情面のサポートを行っている18歳未満の子ども」とされています。
 日常的に過大なケアを行うことで、子どもらしい生活が送れずに、学業や進路、友人関係などに影響する場合があります。また、幼いころから介護などのケアが日常的にあることで、自分自身の状況が当たり前に感じ、SOSを出せない人もいます。

ヤングケアラーの例

ヤングケアラーの例のイラスト

ヤングケアラーの直面する課題

 大人が行うような家事や家族の世話などを日常的に行っていると、子どもたちに次のような影響が出る可能性があります。

学業への影響

遅刻・早退・欠席が増える、勉強の時間が取れない など

友達関係への影響

友人等とコミュニケーションを取れる時間が少ない など

就職への影響

自分にできると思う仕事の範囲を狭めて考えてしまう、自分のやってきたことをアピールできない など

「家事・手伝いでの遅刻や早退」と書かれた文字とセーラー服の女の子が時計を見ながら走っているイラストと「成績に影響がでたり...」と書かれた文字と紙を見て悩む女の子のイラストと「からだに不調がでたり...」と書かれた文字と制服を着た女の子がお腹を押さえるイラストと「授業に集中できなくなったり...」と書かれた文字と机にうつ伏せで寝ている男子高生のイラストと「心の不調。悩みごとがふえる」と書かれた文字と頭に指をあてて悩む学ラン男子のイラストの五枚のが上三つ、下二つに並んだイラスト

ヤングケアラーの方へ

 家族の手伝い・手助けをするのは「ふつうのこと」と思うかもしれません。
 でも、学校生活に影響が出たり、こころやからだに不調を感じるほどの重い負荷がかかっている場合は、すこし注意が必要です。
 自分のことや家のことを話すのは勇気がいると思います。
 でも、あなたの話を聞いて、共感して、サポートしてくれる人は必ずいます。
 学校の先生・スクールカウンセラー・親戚の人・友達など、信頼できる相手に相談してみましょう。

女子高生が女性に悩みを打ち明けているイラスト

市の相談窓口

 ヤングケアラーの支援は、周りの大人がいち早く存在に気づき、子どもの想いを聴き、必要な支援につなげて過度なケアを行う状況を改善させることで、子どもが子どもらしく生きる権利を回復し、子ども自身の持つ能力を最大限発揮できるようにしていくことが必要です。
 自分自身がヤングケアラーの場合、または周りの大人が存在に気づいたら、以下の窓口にご相談ください。

豊見城市 こども未来部 子育て支援課 家庭児童相談室(市役所2階)
電話番号:098-840-5633
月曜日~金曜日(土曜日・日曜日・祝日・年末年始・慰霊の日はお休み)
9時~16時

相談内容は守秘義務により守られます。お気軽にご相談ください。
来所による相談を希望の方は、事前に電話予約をすることで、すぐに相談をすることができます。
相談内容により、相談者の承諾のうえ関係機関と連携を行います。

他機関相談窓口

児童相談所相談専用ダイヤル

電話番号:0120-189-783(いちはやく・おなやみを)
受付時間:24時間受付(年中無休) 通話料無料

 児童相談所は、都道府県、指定都市等が設置する機関で、子どもの健やかな成長を願って、ともに考え、問題を解決していく専門の相談機関です。虐待の相談以外にも子どもの福祉に関する様々な相談を受け付けています。

24時間子供SOSダイヤル(文部科学省)

電話番号:0120-0-78310(なやみいおう)
受付時間:24時間受付(年中無休) 通話料無料

 いじめやその他の子供のSOS全般について、子供や保護者などが夜間・休日を含めて24時間いつでも相談できる、都道府県及び指定都市教育委員会などによって運営されている、全国共通のダイヤルです。

子どもの人権110番(法務省)

電話番号:0120-007-110
受付時間:平日8時30分~17時15分 通話料無料
土曜日・日曜日・祝日・年末年始は休み

 「いじめ」や虐待など子どもの人権問題に関する専用相談電話です。

関連リンク

厚生労働省 ヤングケアラー特設ホームページ

この記事に関するお問い合わせ先

こども未来部 子育て支援課
〒901-0292 沖縄県豊見城市宜保一丁目1番地1
電話番号:098-850-0143
ファックス:098-856-7046
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