飼い犬の登録等について

 狂犬病は、犬に限らず人を含め、猫、ネズミなどすべてのほ乳類に感染する病気です。狂犬病ウィルス（ラブドウィルスの一種）に感染した動物に咬まれた際に、その唾液からウィルスが体内に入ることが原因となっています。

 人も動物も感染すると、治療法がなく、発病すると、犬は極度に興奮し攻撃的になる狂騒型と全身に麻痺が広がる麻痺型があります。。また、人は高熱、麻痺、運動失調、全身けいれんなどが起こります。このような症状を示した後は、ほぼ100％死に至る恐ろしい病気です。

国内においては、「狂犬病予防法」に基づき、飼い犬の登録・狂犬病予防接種が義務付けられています。義務を怠ると法律により罰せられますので必ず実施しましょう。

 日本国内では、人は昭和29年を最後に発生がなく、動物では昭和32年を最後に発生がありません。現在、日本は発生のない国です。なお、輸入感染事例としては、狂犬病流行国で犬に咬まれ、帰国後に発症した事例が昭和45年に1例、平成18年に2例あります。

 狂犬病の流行を防ぐためには、予防注射接種率70～80％が必要と言われています。しかし、沖縄県の予防接種率は全国最下位と低く、50．5％（平成17年度）となっております。本市の接種率は65．4％（平成21年1月現在）となり、県の接種率よりは高くなっておりますが、もし、狂犬病が流行すると、多くの犠牲者が出て、事実上沖縄県は閉鎖状態に陥ります。狂犬病は「最も致死率が高い病気」としてエイズとならんでギネス・ワールド・レコーズにも記録されています。

 生後91日以上の犬は、年一回の狂犬病予防注射を受けなければなりません。市では5月に狂犬病予防集合注射を行っています。また、獣医科病院でも受けることができ、「狂犬病予防注射済証明書」が発行されます。これを市に届け出て「注射済票」の交付を受けて下さい。「注射済票」は常に犬に付けておくようにしましょう。

 犬を飼っている方は、飼い犬の登録が必要となりますので、登録申請を行ってください。その際、犬の鑑札を交付いたしますので、首輪などにつけておくようにしてください。また、鑑札を紛失した場合は再交付の手続きが必要です。
 狂犬病予防注射を協力病院以外で受けた場合は、生活環境課で手続きが必要となります。

• 飼い犬の登録料：3,000円
• 鑑札の再交付：1,600円
• 注射済票交付：550円

以前にお住まいの地域の鑑札をご持参の場合、無料で豊見城市の鑑札と交換します。
鑑札を紛失した場合は、再交付となります。

転出先の自治体にて申請してください。

飼い犬の登録原簿からの抹消が必要となりますので、ご連絡お願いします。
ペットの死体の処理に関しては、民間のペット葬儀社へ依頼するか、飼い主の所有する土地に埋葬してください。

飼い主の変更や犬の行方不明等の場合もご連絡ください。

現在は、下記の動物病院でも「登録及び犬鑑札交付」・「予防注射及び注射済票交付」等の手続きが出来ます。