悪質な水道業者にご注意を!!

更新日:2023年02月01日

平成28年12月、高額請求に関する問合せがありました。
見積りの段階で発覚したため被害はありませんでしたが、金額があまりにも高額であったり、不審な点を感じたら上下水道部施設課までご連絡ください。

悪質な水道業者にご注意ください!

 家庭に配布されたチラシ、電話帳の広告等やホームページを見て修繕を依頼したお客様に対して、依頼した以外の作業を行い、高額な請求をする、部品交換で修理できる内容であるにもかかわらず、「古いから部品がない」等の不実のことを告げ、トイレタンク等本体の交換を勧誘する、などの悪質な水道修理業者が増えています。
 水漏れのなどの際は、慌てずによく注意してから修繕の依頼をしましょう。

悪質な水道業者の主な手口…

  1. 各家庭にチラシを配布し、緊急時の応急処置を依頼したお客様に対して、パッキン交換等の簡易な修理で済むにも関わらず、「水栓を交換しなければダメ」などと言い、不要な工事を勧める
  2. 「蛇口の水漏れ〇千円から、作業前に見積りしますので安全」などと広告し、申込時に「見積りしてから作業に入るから大丈夫」とお客様を安心させて、実際には正確な見積りを出さず、修理後に予期しない高額な代金を請求する
  3. 市職員を装って「無償で水質検査を実施しています」と訪問し、水道水に試薬を入れ「色が変わったので危険」と不安をあおり、高額な浄水器や軟水器の購入を持ちかける。

宅地内の水質検査は、お客様の依頼がない限り行っていません。また、試薬を入れ色が変わるのは残留塩素と反応していると考えられます。

国民生活センターに寄せられた相談事例を紹介します。

十分な説明をせず、想定外の作業を行った事例

台所、洗面所、風呂場の蛇口が水漏れしていたので、新聞の折込広告と一緒に配布され家の中に貼っておいたシールに掲載されている番号に電話して業者を呼んだ。来訪した作業担当者は、「壁の中に水が漏れてしみこんでいる」「何箇所も不具合がある」と水道管全部の工事が必要だと言った。付随する台所のシンク等も替えた方がよいと言われ、結局640万円もの大掛かりな工事契約をしてしまった。
(50歳代・女性)

広告表示と比べ高額になった事例

電話帳広告に掲載されていた業者に電話し、台所の蛇口の水漏れ修理を依頼した。来訪した作業担当者は蛇口の交換が必要と言ったが、料金等は説明しなかった。広告には「基本料金3,000円」と記載されていたのに、作業終了後に示された金額はその18倍以上だった。内訳を見ると、単水栓はホームセンターでは、1,200円程度で販売されていたが、業者の単水栓の請求金額は25,000円であった。
(50歳代・女性)

悪質な業者の共通点とは…

事前の金額提示が無い、もしくはあいまいである。

通常の作業料金は価格設定が決まっています。ある程度の経験があればどのくらい料金がかかるかは分かるはずです。しかし、作業してみないと分からない現場があるのも事実です。そういった状況も踏まえた事前の見積り提示が必要です。

実際の事実と異なる説明をする。

「このタイプの部品はもう作られていない。本体を交換する必要がある」などお客様に事実とは異なる説明を告げ、不必要な作業を行います。作業を行う前に、本当に部品は作られていないのか?本当にこの作業は必要なのか?などしっかりと確認しましょう。

お客様への恐怖心をあおる。

「すぐに工事しないと大変なことになる!今作業しないと料金が高くなる」など知識の少ないお客様に対し、恐怖心をあおり、契約を迫るケースがあります。今すぐに工事が必要といったケースは極めて稀です。大きな契約を迫られた場合はすぐには契約せずに、落ち着いて他の業者にも見てもらいましょう。

アドバイス

  • 現在、多くの家庭でインターネットが普及しています。修理を依頼する前に必要な部品・部品の価格・妥当な作業料金などを調べてみてはいかがでしょうか。
  • 見積りをした際に、高額だなと思われた場合は何社かに見積りを取ってみるのもいいかもしれません。

水道修理業者がわからないという方は、毎月市が発行している《広報とみぐすく》に月別漏水修理当番業者を載せていますのでそちらへご連絡ください。

ご不明な点があれば、上下水道部施設課までご連絡ください。

上下水道部施設課:850-0111