インフルエンザの予防対策について

更新日:2023年02月01日

誰もが知っておきたいインフルエンザの予防対策について

インフルエンザは普通の風邪とは違う注意が必要な感染症です。
早めの予防および症状が出たら早期受診と周りの人にうつさない対策が必要です。

外出後のうがい・手洗い

手は、食べ物を口に運ぶ時等に使い、無意識に顔や口をさわるなど多くの仕事を行うことで、ウイルスを口に運ぶ可能性があります。
流水・石鹸による手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、インフルエンザに限らず接触感染を感染経路とする感染症対策の基本です。インフルエンザウイルスはアルコールによる消毒でも効果が高いですから、アルコール製剤による手指衛生も効果があります。

正しい手の洗い方のチラシ

咳エチケット

咳エチケットとは、厚生労働省が提唱している感染予防策のひとつです。
マスクをせずに咳、くしゃみをするとウィルスが2メートル~3メートル飛ぶと言われています。
そのことで、2~3メートル以内にいる方が感染を受ける可能性があるということです。
そこで必要なのが「咳エチケット」です。

  1. 咳、くしゃみがでたら、他の人にうつさないようにマスクを着用しましょう。
    マスクがない場合はティッシュなどで口と鼻をおおい、顔を他の人には向けずに、できれば1メートル以上離れましょう。
  2. 鼻汁・痰などを含んだティッシュはフタ付きのゴミ箱に捨てましょう。
  3. 咳・くしゃみをおさえた手、鼻をかんだ手は直ちに洗いましょう。
  4. 咳をしている人にマスクの着用をお願いしましょう。
    マスクは、不織布製のサージカルマスクが望ましいですが、通常のガーゼ等のマスクでも咳をしている人のウィルスの拡散をある程度防ぐ効果はあると考えられます。
    一方、健常人がマスクを着用しているからといって、ウィルスの吸入を完全に予防できるわけではないことに注意も必要です。
  5. マスクの装着は説明書を読んで、正しく着用しましょう。
     隙間ができないようにノーズクリップを鼻の形状に曲げ鼻の上から、あごの下までしっかり覆います。

適度な湿度の保持

空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。
特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。

休養

体の抵抗力を高めるために、十分な睡眠、適度な運動、バランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけ免疫力を高めましょう。

人混みや繁華街への外出を控える

インフルエンザが流行してきたら、特に御高齢の方や基礎疾患のある方、妊婦、疲労気味、睡眠不足の方は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。
やむを得ず外出して人混みに入る可能性がある場合には、ある程度の飛沫等を防ぐことができる不織布(ふしょくふ)製マスクを着用することは一つの防御策と考えられます。
ただし、人混みに入る時間は極力短くしましょう。

不織布製マスクとは

不織布とは「織っていない布」という意味です。繊維あるいは糸等を織ったりせず、熱や化学的な作用によって接着させて布にしたもので、これを用いたマスクを不織布製マスクと言います。

流行前のワクチン接種

インフルエンザワクチンは重症化を防ぐのに有効と言われています。
例年12月~3月頃に流行しますので、毎年12月中旬までにワクチン接種を受けることが望ましいとされています。
効果は接種後2週間後から5か月程度と考えられています。

インフルエンザ予防接種について

予防接種は感染しても発症を抑えたり、発症しても重症化することを防ぐ効果があります。体調や持病によっては薦められない場合もありますので、本人または保護者の方が医師ときちんと相談してから受けましょう。

本市では65歳上の方を対象に助成を行っております。例年10月前後に対象者宛に予診票を郵送いたします。
なお、65歳未満の方への助成は行っておりません。ご了承ください。

感染を拡大させないために

早めに症状をチェック!!

 次の3つのチェックポイントがそろうことが、インフルエンザの特徴です。

重要ポイント
  1. 地域内でのインフルエンザの流行
  2. 急激な発症
    前触れとしての鼻水や咳、くしゃみなどが続くことなく、急に高熱になって気づく
  3. 38度以上の発熱/悪寒
要注意ポイント

重要ポイントの他にも、以下のような要注意ポイントがあればインフルエンザを疑いましょう。

  1. 関節・筋肉痛
  2. 倦怠感・疲労感
  3. 頭痛
  4. 寝込む
  5. 咳/鼻汁/くしゃみ
  6. のどの炎症

上記のチェック項目を参考に、インフルエンザの疑いがある場合は、事前に電話をしてから、早めに医療機関を受診しましょう。
受診するときはマスクを着用しましょう!

  • 感染を広げないために、無理をせずに会社や学校を休むようにしましょう
  • 咳やくしゃみをする時は、ティッシュなどで口と鼻を押さえ「咳エチケット」を心がけましょう

インフルエンザにかかってしまったら

  1. 具合が悪ければ早めに医療機関を受診しましょう。
  2. 安静にして、休養をとりましょう。特に、睡眠を十分にとることが大切です。
  3. 水分を十分に補給しましょう。お茶でもスープでも飲みたいもので結構です。
  4. 咳やくしゃみ等の症状のある時は、周りの方へうつさないために、不織布製マスクを着用しましょう。
  5. 人混みや繁華街への外出を控え、無理をして学校や職場等に行かないようにしましょう。
     また、小児、未成年者では、インフルエンザの罹患により、急に走り出す、部屋から飛び出そうとする、ウロウロと歩き回る等の異常行動を起こすおそれがあるので、自宅において療養を行う場合、インフルエンザと診断され治療が開始された後、少なくとも2日間は、小児・未成年者が一人にならないよう配慮しましょう。
    (出典:厚生労働省 インフルエンザQ&A 「Q.10: インフルエンザにかかったらどうすればよいのですか?」より)

詳しくは…

厚生労働省ホームページ:「インフルエンザQ&A」

国立感染症研究所

沖縄県感染症情報センター

インフルエンザ蔓延防止のチラシ1
インフルエンザ蔓延防止のチラシ2

この記事に関するお問い合わせ先

福祉健康部 健康推進課
〒901-0292 沖縄県豊見城市宜保一丁目1番地1
電話番号:098-850-0162
ファックス:098-856-7046
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