認知症に関すること

更新日:2025年06月12日

認知症とは

「認知症」とは、さまざまな脳の病気により、脳の神経細胞の働きが低下し、認知機能(記憶・判断力などが)低下して、社会生活に支障をきたした状態をいいます。

我が国では高齢化の進展とともに、認知症と診断される人も増加しています。65歳以上の高齢者を対象にした令和4年度(2022年度)の調査の推計では、認知症の人の割合は約12%、認知症の前段階と考えられている軽度認知障害(MCI※)の人の割合は約16%とされ、両方を合わせると、3人に1人が認知機能にかかわる症状があることになります。なお、軽度認知障害のかた全てが認知症になるわけではありません。

また、65歳未満で発症する認知症は、「若年性認知症」と呼ばれます。若年性認知症の発症年齢は平均54歳と若く、女性が多い高齢者の認知症と違い、男性が女性より少し多いという傾向があります。今日、認知症は、誰もがなり得ると考えられています。

※MCI=Mild Cognitive Impairment
記憶障害などの軽度の認知機能の障害が認められるが、日常生活にはあまり支障がないため、認知症とは診断されない状態。MCIの人のうち年間で10%から15%が認知症に移行するとされている。
 
認知症について詳しくは『知っておきたい認知症の基本』(外部サイト)をご参照ください。

要介護・要支援認定者に占める認知症のある人の人数

沖縄県では、認知症のある人の状況を把握するための基礎資料としてい、要介護・要支援認定者に占める人視聴のある人の人数の調査の結果を公表しています。

85歳以上では約半数の方が認知症と診断されています。

こうすれば認知症にならないという予防法はありません。しかし生活習慣の改善により、認知症の発症リスクを減らすことは可能です

認知症の特性や症状の特徴を正しく理解することで認知症への恐れや偏見、差別をなくしていくことは大切になります。

アルツハイマーの新しい治療薬

アルツハイマー病の原因に働きかけて病気の進行自体を抑制する薬として、国内では令和5年9月にレカネマブ、令和6年9月にドナネマブが承認されています。

薬に関する詳しい情報は厚生労働省のホームページに掲載されていますので、ご参照ください。

認知症治療薬 レカネマブ

令和5年12月に認知症の治療薬レカネマブが発売されました。効果・効能は、「アルツハイマー病による軽度認知障害及び軽度の認知症の進行抑制」となっています。

レカネマブは、厚生労働省から最適使用推進ガイドラインが示されており、使用に際しては、投与対象患者、使用できる医師・医療機関の用件等を全て満たす必要があります。沖縄県内でも令和6年4月から複数の医療機関でレカネマブを使用した治療が開始されています。

認知症は、早期発見・早期受診・診断、早期治療が重要です。

認知症に関するご相談は、

お住まいを担当している、地域包括支援センターへご相談下さい。

※家族だけで悩まず、まずは相談を。(相談の内容について秘密は厳守します)

毎月第3木曜日@認知症カフェ「オレンジカフェ」

認知症について『知りたい』『相談がしたい』『仲間と話したい』などさまざまな思いを持つ皆様に気軽に立ち寄って頂ける場所です。

【日時】毎月第3木曜日 午後2時~午後3時半

【場所】豊見城市社会福祉センター

【対象】市内在住・市内在勤の方

【参加費】無料

【内容】ミニ講話(各月)専門職による相談等

【問い合わせ】

  • 地域包括支援センター とよみの杜 098-851-2951
  • 地域包括支援センター 友愛 098-850-1324

認知症に関すること

この記事に関するお問い合わせ先

福祉健康部 障がい長寿課 介護長寿班
〒901-0292 沖縄県豊見城市宜保一丁目1番地1
電話番号:098-856-4292
ファックス:098-856-7876
お問い合わせフォーム