受けようがん検診 受けよう肝炎ウイルス検診

更新日:2023年05月30日

がん検診

 がんは昭和56年より日本人の死因の第1位であり、現在では年間30万人以上の国民ががんで亡くなっています。また、生涯のうちにがんにかかる可能性は男性の2人に1人、女性の3人に1人と推測されています。本市においても国と同様に、がんは死因の第1位であり、65歳未満の死亡割合を示した統計データではがんで亡くなる方の割合が国よりも高い状況にあります。(健康とみぐすく21第二次・改定より)

 そのがんによる死亡者を減らすのに有効な手段としてがん検診があります。これまでの研究によって、胃がん、肺がん、大腸がん、乳がん、子宮頸がんの5つのがんは、それぞれ特定の方法で行う検診を受けることで早期に発見でき、さらに治療を行うことで死亡率が低下することが科学的に証明されています。

 早期で見つけられればがんは決して怖い病気ではありません。「精密検査が必要」と判定されたら早期がんを見つけられるチャンスと考え、自分のため、そして心配してくれる周りの人のためにも、精密検査を受けるようにしましょう。

対象

20歳以上の方(子宮頸がん、乳がん検診は2年に1回の補助です。)
加入されている保険からの補助がある場合は、受診券の利用はできません。

R5年度がん受診券

がん検診受診券
【国保以外の方】

沖縄県国民健康保険被保険者証の見本

国民健康保険被保険者証(がん検診受診券一体型)
【国保の方】
国保加入者は平成26年度より保険証に
「がん検診受診券」が追加されています。

肝炎ウイルス検診

 ウイルス性肝炎とは、肝炎ウイルスの感染によって起こる肝臓の病気です。ウイルスの種類によってB型肝炎、C型肝炎と呼ばれます。進行に伴い、徐々に肝臓の機能が低下し、肝硬変や肝がんに至る場合もあります。
 肝炎になっても、肝臓はなかなかSOSを出しません。「体がだるい」「食欲がない」等の自覚症状に気が付いた時には重症化している場合もあります。検診で早めに感染に気付けば適切な健康管理・治療で肝炎から肝硬変、肝がんに悪化するのを予防することが可能です。

対象

40歳以上で、過去に同検診を受診したことが無い方。(本市からの助成は1回のみとなります。)B型肝炎、C型肝炎の治療中でない方。

個別通知は年度内に40歳、45歳、50歳、55歳、60歳、65歳、70歳になる方に通知しています。
通知がない方でも、上記対象条件を満たしていていれば無料で受診することができます。
ご希望の方は健康推進課(電話番号:(098)850-0162)までお問い合せください。

検診内容

健診内容の詳細
検診名 年度年齢 検査項目 内容 注意事項
胃がん 20歳以上
(年に1度)
バリウム検査 造影剤のバリウムと、胃を膨らませる炭酸ガスを発生させる発泡剤を飲んで行う検査 【受診前日】
  • 夜9時以降、検査が終わるまで食べ物・ガム・タバコ等は一切取らないでください。
  • アルコール類は前日はやめましょう。前日の夜12時まではお茶や水は飲んで構いません。
【受診当日】
主治医に許可された薬(降圧剤・狭心症・心筋梗塞・不整脈などの心臓治療薬、抗痙攣薬)は検査の3時間前までにコップ1杯の水で内服してください。糖尿病の薬は内服しないでください。インシュリン注射は主治医と相談してください。
【受診できない方】
  • 検査当日の朝、飲食した方
  • 現在妊娠中またはその可能性のある方
  • 排便困難や高度の便秘の方
  • 血圧の高い方(180/110以上は検査中止、160/100以上の方は再検し、落ち着かない場合は中止)
  • 食道・胃の手術を受けた方、大腸形質炎の既往のある方
  • バリウムの検査でアレルギー症状の出た方
胃カメラ検査 小型のカメラを装着した細い管を口または鼻から挿入し、食道や胃等を直接観察します。
胃カメラ検査を希望される方は病院へご相談ください。
病院からの注意事項をお守りください。
大腸がん 20歳以上
(年に1度)
便潜血検査 便潜血検査(2日採便法)
  • 生理中は採便しないでください。検査結果に影響します。
  • 予約された方へ検査容器を郵送します。
    2日間採取し、検診日に検診会場へ提出してください。
肺がん・結核 20歳以上
(年に1度)
胸部レントゲン 胸部レントゲン撮影 【受診できない方】
  • 妊娠中あるいは、妊娠していると思われる方
  • 現在、呼吸器科の疾患により治療中または経過観察中の方
喀痰検査 痰(たん)の検査
朝一番の痰を3日間容器に入れる
検査容器は当日お渡しします。
3日間採取し、案内された日に市役所へ提出します。
子宮頸がん 20歳以上
(2年に1度)
子宮頸部細胞診
内診
子宮頸部の細胞を採り顕微鏡で調べる検査
  • 生理日は避けてください。
  • 内診台に上がるときに下着をとりますので、服装はゆったりとしたフレアスカートがおすすめです。ズボンやタイトスカートの方はバスタオルをご持参ください。
  • 妊娠中の方は、妊婦健診の項目に子宮頸がん検査が含まれています。かかりつけの病院で受診してください。
乳がん 20歳以上39歳以下
(2年に1度)
乳腺超音波検査
(エコー検査)
 
乳腺に超音波をあてることにより、乳腺内部の状態を画像として見る検査です。
  • 痛みなど無く、若年の方や妊婦の方にも適しています。
  • 豊胸術など、乳房中に人工物が入っている方はマンモグラフィを受けられませんので、40歳以上でも医師と相談のうえエコー検査をご検討ください。
40歳以上
(2年に1度)
マンモグラフィ検査
 
マンモグラフィとは、乳房のX線撮影のことです。乳房を片方ずつプラスチックの板で挟み圧迫して撮影します。
生理の1週間前は乳房が張り痛みを強く感じることがあります。生理後の乳房の柔らかい時期の受診をお勧めします。
【受診できない方】
  • 妊娠中あるいは、妊娠していると思われる方
  • 授乳中の方
  • 乳房中に人工物が入っている方(豊胸術など)
    医師と相談のうえ、エコーでの受診をご検討ください。
  • 体内に心臓ペースメーカー、V-P(脳室-腹腔)シャント、ポート(皮下埋込型薬液注入装置)を挿入している方
  • 乳腺疾患で治療中の方
  • 胸部外科(肋骨骨折・打撲など)で治療中の方
肝炎ウイルス 40歳以上
(過去に同検診を市の補助で受診していない方。B型肝炎、C型肝炎の治療中でない方について1度のみ)
採血検査 血液検査により、B型、C型それぞれの肝炎ウイルスの感染の有無を調べる 【受診できない方】
B型、C型肝炎の治療中の方
【補助がない方】
  • 40歳未満の方
  • 過去に同検診を市の補助で受診した方

集団健(検)診会場

市役所で実施

胃がん、肺がん、大腸がん、肝炎ウイルス検診

検診料金

検診料金の詳細
検診内容 自己負担額 市が補助する額
胃がん 1,550円 3,620円
大腸がん 600円 1,270円
肺がん・結核 0円 1,870円
喀痰(かくたん) 600円 2,150円
肝炎ウイルス 0円 4,510円

子宮頸がん、乳がん

検診料金

検診料金の詳細
検診内容 自己負担額 市の補助額
子宮頸がん 1,000円 3,070円
乳がん(マンモグラフィ 1方向)
50歳以上
920円 4,030円
乳がん(マンモグラフィ 2方向)
40~49歳
2,648円 3,402円
乳がん(エコー)
20~39歳
812円 3,258円

予約方法

希望する集団検診日について、下記の予約受付期間内に予約をお願いします。

予約先

沖縄県健康づくり財団

電話番号 (098)889-6452 受付時間:午前8時30分〜12時/午後1時~午後4時

以下に該当される方はがん検診の自己負担が免除になります(集団・個別検診含む)

  • 生活保護受給世帯に属する方
  • 後期高齢者医療被保険者証の交付を受けている方

個別検診

受診をご希望の方は、医療機関へ直接お問い合わせください。下記以外の医療機関で検診を受ける場合には、豊見城市の補助が適用されません。全額自己負担での検診となります。

医療機関料金表

この記事に関するお問い合わせ先

福祉健康部 健康推進課
〒901-0292 沖縄県豊見城市宜保一丁目1番地1
電話番号:098-850-0162
ファックス:098-856-7046
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