(2021年6月6日)市長の高齢者向けの謝罪は本物か?

更新日:2023年02月01日

ご意見

 市長は5月19日付で市内高齢者に対して謝罪の文書を送付している。これは去る4月26日に行った新型コロナウイルスワクチン接種予約受付で市内高齢者約1万3千人を「接種予約」の名目で高齢者の貴重な時間及び労力を奪い、且つ混乱を招いたことに対するものであると理解する。今回のことは単なる行政上の運営ミスではなく確信的な職務怠慢・老人イジメであることがはっきりしている。その根拠をあげてみよう。

  • 根拠その1
    4月26日の予約受付枠が900人分しか手配してないにも関わらず、そのことを隠して対象高齢者1万3千人を一斉に電話とネットに長時間拘束した
  • 根拠その2
    電話での予約はコールセンターに業務委託して行われた。2500万円もの大金(税金)で委託したにも関わらず対応する回線数はわずか9回線。高齢者1万3千人に対してわずか9回線では混乱と怒りを招くのは当然の事である。(情報開示請求により契約金・回線数を把握)

 市長は最終決裁者だから上記2点については明らかに事前に知っていたはずであるにも関わらずこの条件での予約受付を了承し、大きな混乱を招き、高齢者の怒りを助長させた。市長はあまりの反響に驚き、今回の謝罪に至ったのだと善意に解釈したい。しかし、その後の接種予約の方法からすると、市長の謝罪は空疎で口先だけのものとしか考えられない。何故なら、5月31日に行われた予約も前回同様、高齢者を電話とネットで拘束したからである。市内86歳以上の対象者は約1700人、それに対して接種枠は約1200人(前回の900人の年齢分布が不明なので考慮外)。今回もまた、500人余の高齢者が被害を被った。
 上記のような現状認識に基づいて市長に下記の2点について伺いたい。

質問1

 市長は我々高齢者に対して文書で謝罪はしたけれども、市のサイトには謝罪のコメントは掲示されていない。今回接種予約で振り回されたのは高齢者だけではないはずである。子や孫の助けを借りた高齢者も多数いたことは想像に難くない。にも関わらず子や孫に対しての謝罪が無い。豊見城の対象高齢者全員が自分だけの力で予約の手続きをしたとお考えですか?何故全市民に向けて謝罪しなかったのかその真意を明確にお答え下さい。

質問2

 新型コロナウイルス感染症対策室による高齢者イジメ・虐待ともとれる(少なくとも私はイジメられたと思っている)業務の在り方を改善もせず接種が完了するまで続けていくのか?明確にお答え下さい。

回答(ワクチン接種対策室)

 6月6日付、電子意見箱への意見に対しての回答が遅くなり大変申し訳ありませんでした。

質問1に対する回答

 4月26日の予約受付において、問い合わせが殺到しコールセンターの電話が繋がりにくい状態や多くの方が予約できないなど、ご迷惑をお掛けしたことのついては、5月19日付けで65歳以上の高齢者に受付方法の見直しとお詫びを含めた文書を送付しており、また、広報とみぐすく6月号(6ページ)でも市民を対象にお詫びしたところでありますのでご理解下さい。

質問2に対する回答

 4月26日に行った予約受付において、900人の予約受付枠に対し、約13,000人を対象にしたため、コールセンターの電話が繋がりにくい状態や多くの方が予約できないなど、ご迷惑をお掛けしました。前回の状況を踏まえ年齢の高い方の順とし、対象者人数については、接種を希望する割合を7割と見込み、予約対象枠に見合った年齢層を定め、混乱を避けるよう改善したところであり、86歳以上で接種を希望した方へは接種が実施できた状況であります。以後も同様に予約枠に対して、予約対象者を定めること等で、希望される方全員への接種が実施できる様、スムーズな運営を行っていきます。

ご意見につきましては、今後の行政運営の参考とさせていただきます。

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