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コージャーヤー(龕屋)[保栄茂]

更新日:2017年04月06日


 


 

地域:保栄茂(びん、方言名 ビン)
種類:龕屋
状態:現物があります。見学できます。
文化財標柱(2013年3月設置)・文化財説明板(2015年2月設置)

  

アーチ型の屋根が特徴的な改修前のコージャーヤー
(写真 保栄茂自治会『保栄茂ぬ字史』)


 

 この建物は、「龕」(死者を運ぶ屋形型の輿)を保管する建物で、字保栄茂では龕本体を「コージャー」または「アカンマー」などと呼び、龕屋のことを「コージャーヤー」または「コーヤー」と呼んでいる。
 
 このコージャーヤーは、大正時代に集落内ウドゥンモーにあったものを現在地に移したものだという。
 
 伝承によれば、字保栄茂の龕は、隣接する波平集落(糸満市字北波平)が元々所有していたものを、保栄茂が所有していたシーサーと交換したものであると伝えられている。かつては野辺送りの際、龕に死者を納め、担ぎ手によって墓まで運んでいたが、戦後は火葬の普及により、昭和33年(1958)を最後に使われなくなった。また地元だけでなく、龕を所有していない翁長や渡嘉敷、さらに阿波根や北波平など周辺集落にも貸し出されたという。
 
 コージャーヤー内部には現在も龕が納められており、かつては卯年と酉年に龕の修復をする習わしになっていたが、使われなくなって以降は龕本体の傷みはかなり進行しているという。
 
 現在のこの建物は、屋根や壁などに改修が施されているものの、建物側面の石組みなど創建当時の状況を垣間見ることのできる市内でも貴重な建造物である。
 
 毎年旧暦8月9日の「コーヌユーエー(龕のお祝い)」のときには祈願が行われているとともに、6年に一度の大豊年祭にはコージャーヤーの前で供物や奉納舞踊等が捧げられ、字民の無病息災と五穀豊穣が祈願されている。
 

英訳文
 This building housed Gan (portable shrines in the shape of a castle that carried the deceased). In the settlement of Bin, the Gan were referred to as Koja, and the structure that stored the Gan were called Kojaya. 
 
 According to lore, the Gan of Bin was originally owned by the adjacent settlement of Hanja (Kitanamihira, Itoman City), and was traded with the Shisa from Bin. In the past, the deceased was placed in the Gan during the funeral procession, carried to the resting site by people, but after the war, with the spread of cremation, these funerals became less and the Gan was last used in 1958.
 
 Gan is still placed inside the Kojaya, and it is said the damage to the Gan is significant since it was last used.
 
 Prayers are offered every year on the day of the Konu-Yuae (festivities held for the Gan), which is August 9 on the lunar calendar, and once every six years during the Big Harvest Festival, offerings are placed in front of the Kojaya and dances and other rituals are conducted. These festivities are in prayer for the safety of the residents and for abundant harvests.


 

〇参考文献
豊見城市教育委員会 2015 『字保栄茂の「コージャーヤー(龕屋)』 文化財説明板
豊見城村字保栄茂字史編纂委員会 2001 『保栄茂ぬ字誌』豊見城村字保栄茂自治会
豊見城村教育委員会 2002 『豊見城村の文化財(増補)』豊見城村教育委員会
豊見城市市史編集委員会 民俗編専門部会 2008 『豊見城村史 第二巻 民俗編』豊見城市役所




 


文化財説明板の文面



戦前期に作られた壁面の石積みは残存している。
 

地 図

 

 
 

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作成日 平成29年3月31日
 


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